水滸伝〈13〉白虎の章



水滸伝〈13〉白虎の章
水滸伝〈13〉白虎の章

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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『水滸伝』(1?19、替天行道:北方水滸伝読本)

書き始めると止まらなくなりそうなので…
原典の『水滸伝』を凌駕した最高峰の中国史小説でした。
そして、読んだ全ての人それぞれに違った想いを抱かせる、枠に嵌らない作品だと思います。
一読の価値は間違い無し!
男達の賛歌

北方氏の事は、ある雑誌のコラムで知っていた。
しきりに自著の水滸伝を薦めていたのだが、私は長い間手に取ることはなかった。
ふと一巻をを手にしてから一年。まさかここまで引き込まれるとは思わなかった。
最終巻を読み終わった後、何が自分の中に去来するのか。
それを考えると恐ろしくなる。自分の中の男を呼び覚ます、まさに男達の賛歌。
男の涙

純粋な心の持ち主、李逵。根っからの軍人呼延灼。人のために涙を流す。
人と人とのつながり、思い(情)の深さ、梁山泊の男たちはすばらしい。
たまには、酒に走るのも、人間味があっていい。
泣きたいときには泣けばいい。それも男というもの。
かっこいい死

13巻でも大きな戦が繰り広げられた。「戦だものな」と童猛が呟くように、毛頭星が死に、天目将、美髯公が死んだ。まさに自分達梁山泊のために死んでいった。壮絶な死であり、それぞれの力、心、生き方を凝縮した死であった。「あんなふうに死なれたんじゃあ後から死ぬ人間がどう恰好をつけていいか解らなくなる 」と言わしめるかっこいい死にかたであった。人間は死ぬときのために毎日を生きているのでは・・・など気の遠くなりそう事を思わず考えてしまいました。



集英社
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